何が「今更」なのかというと、ブログの下書きからSHOCKの2020年版の観劇感想と映画版の感想を発掘したのでそのまま貼り付ける回なのです。
いつの話やねんというツッコミは甘んじて受けます。どうぞおツッコミなさって。
『Endless SHOCK』(2020年2月観劇)
SHOCKについて初めてブログに感想をしたためるので何から書くか困るな。笑
(※と言いつつ2021年上演版の感想を先にアップしている適当ぶり…)
私的会ったことないけど間違いなく信頼できる人第1位の堂本光一さんが主演・演出・作曲等々を務める「日本一チケットが取れない」舞台。(ちなみに同率1位は堂本剛さんです)
周りの反応を見るにたぶん「名前は知ってるけど何をやってるかよくわからない」印象の人が多い感じがする。
どういう舞台かというと、清く正しくエンターテイメントショーです。わからん。笑
2020年のライバル役は上田竜也さんでした。
これまでライバル役はウチとユウマしか見たことないんですけど、「上田竜也」のパブリックイメージを壊さず、むしろ乗っかる形でライバル役を構築するのめちゃくちゃ面白いな。
治安の悪いライバル役新鮮〜〜🤣
インペリアルガーデンシアターのタツヤソロ、ラップがゴリゴリ入っててここだけ完全にKAT-TUNの世界だったのに、他の演目(劇中劇)も尖りすぎてるせいで大して浮いてないの本当に笑う。概念としてのBerryz工房やん…🤔
それでいてジャズ系のダンスもきっちり決めてくるあたり、ジャニーズ育ちを感じて最高。
一昨年まではJungleというターザンとかジャングルブック的な、ロープでフライングしたり火をぶん回したりするザ・見応え!みたいな演目があったのですが、去年それがなくなって別の演目に変わったんですよね…。
で、去年のラインナップがちょっとパンチに欠けるというか、あのエンタメ全部盛り闇鍋感が損なわれたように感じていたのですが(個人的な感想です)、
今年タツヤの持ち込んだKAT-TUNの世界がJungleの穴を埋める、どころか「SHOCKでこんなのもやって良いんだ!」という驚きともにSHOCKの世界観を広げていて、
SHOCKという作品の可能性を感じられるとても良い年だったように思います。
そういえば今回初めて1階で観たんですけど、SHOCKにおいては2階前方が良席なんじゃないかと思い始めています。2階のほうが舞台全体が見えるのとフライングの凄さは引きの画でこそ際立つと思うので、初めて観る人は2階前方を狙ってください(狙って取れるものでもないのですが)
あと初めてシリーズで思い出したけど、初見が梅芸3階のほぼ最後列だったんですが、3階まで届く演者の熱量と3階でしか見えない景色、「最後列の観客まで楽しんでもらえるものを作る」という光一さんのポリシーがバチバチに伝わってきて感動したんですよね…。私が小学5年生男児ならこの後速攻履歴書を買いに行くところだ…。
映画『Endless SHOCK』(2021年3月鑑賞)
たった1年ぶりなのに本編を見るのがものすごく久しぶりな感じがする。
地方公演自体がなかった年と同じだけのインターバルのはずなのにな。
それだけ世の中が変わってしまったのかしら。
(注:コロナ禍により演出を変更し、2020年秋以降はスピンオフ作品『Endless SHOCK -Eternal-』として上演。これは先述の2020年上演版の本編を映像化したものの感想です。)
随所に光一さんのこだわりとサービス精神が存分に感じられる、「演出家:堂本光一」担にとっては最高の作品でした。
たとえば本編冒頭の『So Feel It Coming』では映像中のフライングの移動に合わせてボーカルの出力も移動するんですよね。
実際帝劇で客席の頭上をフライングしていてもそこまで音がはっきり動くわけではないので、ちょっとあざといなと思ったけど、光一さんこういうの好きそうだなとも。
休憩なしのぶっ通し3時間というなかなかの上映時間なのですが、
ジャパネスク終わりで席を立つ人がめちゃくちゃ多くて「皆1幕終わりでお手洗いに行くのが身体に染み付いてるんだな…わかる…」と思いながら耐えた。笑
しかも映画館だから上映中に飲み物が飲めるんですよね…。
あとわたし2幕冒頭のシェイクスピア・シアターが大好きなんですけど、内容が濃くなった2020バージョンで映像に残してくれてとても嬉しい。
しかも円盤化されたので永遠に手元で見られる至福よ…。
映像ではあるけど、夢中になって見入っているといつの間にか映画館が帝国劇場に変わってしまう、
初めてSHOCKを観たときのキラキラした高揚感を思い出させてくれる、そんな映像作品でした。
2021年上演のEndless SHOCK -Eternal-の感想はこちら。